2016.8月更新
熱さましの使い方 Q1 |
質問 |
熱さましの薬は必ず使わなければいけないのですか? |
回答 |
必ず使う必要はありません。つらい状態を和らげてあげたいと思うときに使ってください。 |
解説 |
発熱は、ウイルスなどの病原体を退治するための生体側の反応(武器)です。熱を上げて病原体を退治しようと、生体側の免疫機能が頑張っている状態です。 高熱になるのは、高熱を出させる強烈な病原体に感染したというよりは、高熱を出さないと退治出来ないような病原体に感染してしまったと考える方が正解でしょう。特に熱の上がり始めは免疫機能の働きが旺盛になっている段階ですので、上がり始めの解熱剤使用は極力避けた方が望ましいと思われます。 ただ、ぐったりしているなど、あまりにもつらそうにしている状態を放置するのも問題かと思います。 お子さんの場合は38.5度以上がひとつの使用の目安とされていますが、つらい状態かどうかで、使用するかしないかの判断をすべきと考えます。 |