平成22年度第1回社会福祉委員会研修会
普通救命講習
 
平成22年6月27日(日)
9:30〜12:30 

倒れている人を目の前にして「先生助けてください!」と言われた時あなたはどうしますか・・。
医療人として普通救命ができることは当然のことと見られるのではないでしょうか?

去る6月27日日曜日に、久留米三井薬剤師会・社会福祉委員会の研修会として、
久留米広域消防署から7人の消防士さんに来ていただき、普通救命講習会を開催しました。


64人の方が人工呼吸・胸部圧迫法・AEDの正しい取り扱い等、救急の現場で正しく初期対応が
できるよう訓練を受けました。

 

↑研修会の始まる前
蒸し暑い会場の中、なぜかお揃いの団扇?で涼みます。

青木常務理事の司会で始まりました→
←中井会長の挨拶
←↑軽妙な語り口に、全員が集中してお話を聞きます。
まずは
@反応を確認する
大声で「大丈夫ですか? わかりますか?」
と肩をたたき反応の有無を確認します
早速、二人一組になって実践です。
なんだかまだ恥ずかしい雰囲気が漂ってます。
A助けを呼ぶ
相手を指さして「あなたは119へ連絡してください」
「あなたはAEDを持ってきてください」
と協力者に要請します。
B気道の確保
傷病者の喉の奥を広げて、空気を肺に通しやすくします。
 気道の確保。
そうそう、できてますね。
 

C呼吸の確認
正常な呼吸をしているかどうか確認します。
「見て」「聞いて」「確認して」
4、5、6、7、8、9、10とカウントします
ふむふむ・・・
さあ、呼吸してますか?
息を止めている時の胸や腹部の動き、
息をしている時の動きの違いを
自ら確認してみましょう
D人工呼吸
正常な呼吸がなければ
人工呼吸をして息を吹き込みます
 
 
E胸骨圧迫
2回の人工呼吸が終わったら、
ただちに胸骨圧迫を開始。
胸の真ん中を、重ねた両手で
「強く、速く、絶え間なく」圧迫します。
やってみましょう。
ひじを曲げない。斜めにならない。
要領がわからず、ぎこちなさ満載です・・・
  ここで登場。AEDです。
「あなでも いいのよ でんきしょっく」
と覚えましょう(笑)

細動を起こして痙攣を起こしている心臓に
「こら、ちゃんと動かんかいっ!!」
と「」細動してあげるのがAEDの役目。
 
さて、これより各班に分かれて
一連の動きを一人一人で体験していきます。

おっかなビックリでAEDを装着中
電極パッドセットOK
スイッチを入れて音声メッセージに従います。
 一連の動きをiPhoneのムービーで撮影してみました。



↑中井会長自らも胸骨圧迫の実践中。


3時間の講習は、あっという間に過ぎ去りました。
知識として知っている事と、能力として身につけることの違いを痛感しました。
今後は、目の前で倒れている人を発見したら躊躇することなく救命活動が行えることでしょう。